ハムスターがひまわりの種を
もぐもぐ食べているのって、
とても可愛いですよね。
ひまわりの種は、イラストなどでも
おきまりのアイテムです。
でも、あんまり大量にあげると
弊害があります。
何でも食べ過ぎは良くないですが、
ひまわりの種は食べやすくて栄養豊富な分、
ハムスターの健康に影響を
及ぼしやすいです。
そこで、
ハムスターにどのようにひまわりの種を
あげれば良いのか、量や頻度を紹介します。
あくまでオヤツというスタンスを基本として
覚えておいてください。
ハムスターに与えるひまわりの種の量はどれくらいがおすすめ?
制限しろと言われても、どのくらいなら
あげて良いのかは知りたいですよね。
大体ですが、1日3粒程度です。
「少なっ!」と思うかもしれませんが、
身体の小さなハムスターにとって
脂肪分の豊富なひまわりの種は
カロリーも高いんです。
人間もくるみなどのナッツは
適量なら健康的ですが、
そればっかり食べていると太りますよね。
ハムスターだって同じです。
ハムスターにひまわりの種を与える頻度は?
1日の量を決めていれば、時間帯や頻度は
そこまで気にしなくて良いです。
ただしごはんに混ぜている場合、
ハムスターがひまわりの種ばかり食べて
他のものを食べないこともあるので、
オヤツとして与えたほうが
良いかもしれません。
3~4日に1回でも良いくらいです。
ハムスターはひまわりの種だけではダメなの?
栄養満点なら、ひまわりの種だけ
与えていれば良いんじゃないかと
思いますよね。
でも、それだと
ハムスターの健康に悪いんです。
肥満以外にも色々な弊害が起きうるので、
いくつか紹介していきます。
1.栄養不足になる
ハムスターは雑食性だということ、
ご存知ですか?
可愛い見た目で草食動物っぽいですが、
実は違うんです。
雑食であるかぎり必要な栄養は、
動物性タンパク質です。
草食動物ほど植物からタンパク質を
取り入れるのが上手ではないので、
動物性タンパク質を摂取したほうが
効率が良いんです。
ひまわりの種だけだと、
脂質過多にもなってしまいます。
2.歯が伸びすぎる
自分のおつまみやオヤツにしている人なら
知っていると思いますが、
ひまわりの種って結構柔らかいですよね。
ハムスターにとっても柔らかいので、
あまり歯を使わずに食べられてしまいます。
げっ歯類は歯を適度に削りながら
生活することが必須なのですが、
ひまわりの種ばかり食べていると
それができません。
固いものを食べないことで
歯が伸びすぎてしまい、
食べ物を食べにくく
なってしまうこともあります。
適度に固いものを食べることは、
どんな動物にとっても大事なんです。
ハムスターの歯についても
紹介しているので、
チェックしてみてください↓
歯が伸びたまま放っておくと
どんなことになるのか、知っておくと
「気を付けよう」と思いますよ。
3.肥満の原因になる
ひまわりの種は植物の栄養が
詰まっているので、
脂肪分が豊富です。
ハムスターにとっても
カロリーの高い食べ物です。
食べ過ぎはもちろん肥満の元になるので、
過剰にあげるのはご法度です。
ボールみたいな体形は確かに見た目は
可愛いですが、病気の一歩手前ですよ。
4.ペレットを食べなくなる
ハムスターにも食べ物の好みがあります。
そして、
動物は大体脂肪分の高いものが大好き!
私たちも、ドーナツやから揚げ、
霜降り肉とかって
とても美味しく感じますよね。
ひまわりの種には脂肪分が
多く含まれているので、
ハムスターにとってはごちそうです。
ひまわりの種がいつものごはんと一緒に
沢山おいてあると、もちろんペレットなんて
興味はありません。
最悪、ペレットを食べなくなってしまう
偏食になることもあるので、ひまわりの種の
あげすぎには注意しましょう。
ハムスターがペレットを食べないときの
対処法について紹介しているので、
こちらの記事もチェックしてみてください↓
⇒ハムスターがペレットを食べない原因!どうやって食べさせよう?
どんな動物でも、飼っている間に1度は
「食べない・・・」と飼い主さんが
悩むことがあります。
そんなときの対処法を知っておきましょう。
ハムスターがひまわりの種を食べ過ぎると病気の危険も!
ハムスターがひまわりの種を食べ過ぎると
どんなことが起きうるのでしょうか。
脂肪分が高いので下痢は比較的起きやすい
症状なのですが、他にもあります。
ひまわりの種を食べ過ぎたときに
起きうる症状について紹介します。
ハムスターの下痢についても
紹介しているので、
こちらの記事もチェックしてみてください↓
⇒ハムスターに下痢の症状があったら要注意!こんな病気を疑え!
下痢は色々な病気の
初期症状のこともあるので、
どんなことが考えられるのか
予習しておきましょう。
1.肥満が原因の病気
肥満が原因の病気は色々あります。
脂肪肝や膵炎、胃腸炎など、過度の肥満は
炎症性疾患の悪化も引き起こします。
色々なホルモンに対して抵抗性を
示すようにもなるので、過度の肥満は
身体に悪いです。
たまに高カロリーなごはんばかり食べて
ピンポン玉のようなハムスターを見ますが、
正直健康状態が心配です。
2.腰や関節への負担
体重の軽いハムスターといえど、
自重を支えているのは細い骨です。
人間から見ると50gという軽い体重でも、
ハムスターの体格からすると
超肥満体のこともあります。
年を取ってくると関節の病気にも
罹患しやすくなるので、
ダイエットで回避できるものは
回避しましょう。
3年くらいという短い寿命ですが、
痛みのない快適な生活をさせましょうね。
ハムスターの骨折についての記事も
チェックしてみてください↓
⇒ハムスターの骨折の見分け方は?早期発見する3つのポイントとは
意外と分かり辛いハムスターの骨折を、
見分けられるようになりましょう。
3.皮膚の状態が悪くなる
肥満は皮膚の代謝を乱します。
脂肪が過多という理由だけではなく、
栄養の偏りが激しいごはんを
食べ続けていると皮膚が荒れてくるんです。
ハムスターの皮膚は人間よりも
かなり薄いので、荒れるのもあっという間。
真っ赤になって見ているのも
かわいそうな見た目にならないうちに、
食生活を改善し皮膚を強くしましょう。
4.不正咬合
前述でも少し述べましたが、
歯が伸びすぎると食べ物を
食べにくくなります。
理由は、不正咬合。
要するに、噛み合わせが悪いんです。
ハムスターは歯が少ない分、
歯を適当な長さにしておかないと
一部が伸びてしまったりします。
食べ物を食べられないというのは
ハムスターにとっては死活問題なので、
どうしても噛み合わせが悪いなら
歯を切りに病院へ行きましょう。
まとめ
ハムスターへのひまわりの与え方や注意は
わかりましたか?
- 1日3粒、3~4日ごとで十分
- 食べ過ぎは色々な病気の元
- ひまわりの種だけだと栄養不足
美味しそうに食べる姿は可愛いし、
ハムスターにとっても
とても嬉しいことなので
たまにオヤツとして種をあげるのは
良いことです。
ただし、健康のためにもあげすぎには
注意してくださいね♪