ハムスターは、ずっとケージの中に
入れっぱなしでは慣れてくれません。
ハムスターは人間に慣れさせるなら、
毎日散歩をさせたりと、ケージの外に
出してあげなければいけないのです。
外へ出す時間は、10~15分程度で、
それ以上になってしまうと
ストレスがたまってしまいます。
ここでは、ハムスターの散歩の目的や、
散歩時の安全対策ついて詳しくお話していきます。
ハムスターの散歩はそもそも必要なの?その目的は?
まず、基本的にハムスターに
「散歩」は必要ありません!
ストレスがたまる
運動不測になってしまうのでは?
と不安になってしまうかもしれませんが
しっかりとケージ内のレイアウトを考え、
齧り木を与え、回し車などで走らせてあげれば
ストレスも溜らないし、
運動不測にもなりにくいと言えます。
でも、やっぱりハムスターに散歩をさせたい!
外の世界を見たほうがいいのでは?と
思う人もいるでしょう。
もちろん、適度に散歩をさせてあげるなら、
それでも良いでしょう。
ここでは、ハムスターが散歩する
目的についてお話をしていきます。
1.縄張りのパトロール
まず、ハムスターは
縄張りのパトロールをする動物です。
人間は「散歩をしている」と思っている
かもしれませんが、ハムスターにとっては
「命がけのパトロール」なのです。
さまざまな場所で散歩をさせてしまうと、
別の縄張りに連れて来られたと感じてしまい
ストレスの原因になってしまうので、
散歩をするならいつも
決まった場所で行うようにしましょう。
2.運動になる
ハムスターに散歩をさせると、運動量が
増えるので肥満になりにくくなります。
元々回し車で運動をしている
ハムスターですが、可愛がり
ご飯をあげすぎてしまい、
少し太ってしまったハムスターには、
散歩は効果的かもしれませんね
3.社会性を身に着ける
ハムスターは、散歩をすることで
社会性を身に付けることができます。
ただ、それは野生のハムスターの場合です。
ペットとして飼っているハムスターに、
社会性はあまり必要ありません……
社会性を身に付けさせたいから
散歩をさせるというのは、意味がない
行動のように感じます。
4.健康チェックになる
ハムスターの散歩をさせる1番の目的は、
健康チェックをするためです。
ハムスターは、自然界では弱い存在なので、
体調が悪くてもぎりぎりまで隠そうとします。
ハムスターの様子を細かく見ていなければ、
体調の悪さはわかりません。
ハムスターを散歩させることで、
小さな変化を見つけやすくなり、
病気の早期発見ができるようになるでしょう。
安全な散歩にするための対策をご紹介!
ハムスターを散歩させるには、部屋も
対策をして安全にしておかなければ
いけません。
ハムスターは、小さいので狭い隙間など
にも簡単に入ってしまいます。
そして、自分では出られなくなってしまい
大変な思いをすることも……
ここでは、ハムスターを安全に散歩させる
ための対策を4つご紹介していきます。
1.部屋を片付ける・掃除する
1つ目の対策は、部屋をしっかりと片付け、
掃除をしておくことです。
ハムスターを散歩させる際に
片付けをしておかなければ、物が倒れて
怪我をする原因になってしまいます。
人間には気にならない程度のものでも、
ハムスターにはとても大きくて
危険なものなのです。
ハムスターが散歩をする範囲には、
何もないくらいにしておきましょう。
また、掃除をしておくことも大切になってきます。
ハムスターは、何でも巣材にしてしまいます。
ほこりやゴミも頬袋に入れて持ち帰ってしまうのです。
また、小さな塵のようなものでも、
踏んで痛いと思ってしまうことがあります。
例えば、塩などを踏んでしまうと、
ハムスターは足が痛くてたまらないのです。
快適に散歩をしてもらうためにも、
部屋を片付け、掃除をしてから出すようにしましょう。
2.犬用のサークルで柵を作る
2つ目の対策は、ハムスターを
安全に散歩させるために犬用サークルで
柵を作るというものです。
サークル内なら脱走することもなく、
危険も少なくなります。
ここで注意してほしいのが、
柵の隙間です。
柵と柵の間に隙間があるものだと、
ハムスターが抜け出してしまう可能性があります。
ハムスターは狭い場所でも
スルッと抜け出してしまうので、
隙間が細かいものや、隙間が全くない
サークルを用意するといいでしょう。
3.一部屋締め切りにしておく
3つ目の対策は、部屋を締め切って
散歩をさせるというものです。
ハムスターは、小さいので脱走してしまうと
見つけにくくなってしまいます。
部屋を閉め切っていれば、
その部屋だけを重点的に探せばいいので、
すぐに見つけることができます。
部屋を閉め切っておかなければ、
最悪の場合他の部屋だけではなく、
外へ出てしまう可能性もあるのです。
4.ケージの外で餌やおやつを与えない
ハムスターに、ケージの外で餌や
おやつをあげないようにしましょう!
ハムスターは、ケージの外に別荘を
つくりたがります。
外でもらった餌やおやつは、
その場で食べたりケージに持ち帰らずに、
散歩をしながら隠してしまうことがあるのです。
おやつや餌は、ケージ内の決まった場所で
あげるようにすることが大切です。
まとめ
ここでは、ハムスターの散歩について
詳しくご紹介していきました。
ハムスターの散歩は必ず必要なものではありません。
それでも散歩をしたいというときは、10~15分の
短時間だけ、ケージの外に出してあげましょう。
ハムスターを散歩させるメリットとしては、
健康チェックがあります。
ハムスターは不調を隠してしまう動物なので、
細かな動きを見ることができる散歩は、
貴重なものだといえるでしょう。
ここでは、ハムスターの散歩に
ついてご紹介していきました。
ストレスなく散歩させてあげられるよう
工夫していきたいですね!
上記では、ハムスターが脱走したがる
理由についてご紹介しています。
脱走する気持ちを理解してあげて、
対策を練っていきましょう!